底本について

底本は天明甲辰(1784)にだされた瀬慧装和刻本。

18.0cm×25.3cm、(版面15.7cm×20.7cm)十行十七字(序八行十二字)単魚尾 刊記無し。「毛詩正文山子點」の題簽。集思堂藏刻の記。虫損により判読でき ない箇所については「十三經注疏」藝文印書館により補いました。

正文となってますが鄭玄の箋が各詩の前に付いている毛詩鄭箋と呼ばれるものです。

字について

木版の本なので異体字、俗字が多用されています。下記の方針で謄慧力に当たりました。

  1. 底本の字をそのまま謄慧れる。巳已己の誤用などは修正しない。
  2. 者の点の有り無しなど1、2画程度の字形の差は*を付記しJISにある字とした。しんにょうの点が2か1かやくさかんむりを3画とするか4画とするかなどもこの範疇に謄慧れる。
  3. 配の己を巳に作るなどの字形の差は*を付記しJISにある字とした。
  4. 俾を諸橋大漢和の681の俗字として書く等、JISにある字の異体字は*を付記しJISにある字とした。
  5. JISX0208に無い字は表現できる字で合成して表わす。
    (言|己)=記
    (艸/云)=芸
    (辷<言)=這
    (囗<大)=因
    (木|(記-言))=杞
  6. JISX0212に有る字はJISX0208で合成し、括弧内に区点コードを示す。
    (厂/萬2048)
  7. JISX0212に有る字の異体がJISX0208に有る場合はJISX0212の番号を付加する。
    (繋2350)
  8. JISX0212に無い字で大漢和辞典に有る字は括弧内にmとともに番号を示す。
    (酉|需m40069)
なお, html として公開してある分については, 補助漢字は汽慧都大学の安岡さ んの所 のデータを用い, JISX0208,JISX0212以外の字についてはe漢字 のデータを使用させて頂きました。

句読点について

底本の「▲慧」を殴慧行に、字の脇にある「。」を内容によって「。」「、」にした。

著作権について

本テキストは謄慧力の元となった本の著作権は既に切れています。この電子化し た部分の著作権は私が持ちます。本テキストを有愁慧で販売する場合を除き自由 に使用することができます。殴慧変は、殴慧変したことを記述する限りにおいて自 由です。なお、再配布に当たってはすべてのファイルをまとめて再配布してく ださい。

平成9年7月28日 師尾 潤


souketsu@moroo.com