聞雷泣墓

魏の王襃6043は親に仕えて非常に孝行であった。母は生きていた時分には雷を非常に怖がった。母が亡くなり山の中に葬った。風雨に会うごとに、稲光りや雷鳴を聞いた。たちまち走って母の墓に行き膝まづいて泣きながら言った。「襃6043はここにいます。怖がらないで下さい。」

刻木事親

漢の丁蘭は幼くして父母を亡くした。父母の恩に報いる事ができなかったので、木に像を刻み、これに仕える事生きている父母に仕える様であった。丁蘭の妻は木像を敬う事をせず、針で木像の指を刺した。すると、血が出てきた。木像は丁蘭を見ると眼中に涙が溢れてきた。丁蘭はその心を知って、すぐさま妻と離婚して棄てた。


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