棄官尋母

宋の朱壽昌が七歳になった時、母親の劉氏は正室に妬まれる事になった。そこで、劉氏は子供と別れて他所に嫁いだ。親子は五十年会う事がなかった。神宗の時に官職にあるのを棄てて秦に入り母を尋ねた。この際、母親に会えなければ再び帰ってこない事を誓った。ついに、母親に会う事ができたが、その時母は七十歳をこえていた。

嘗糞憂心

南齊の广<臾2846黔婁は役人として任地に到着して十日も経たずに心に驚く事が有り汗が湧いてきた。そこで、官職を棄ててすぐに家に帰った。すると、父親が病気になって二日目、医者は、良くなるか悪くなるかを知るためにはその糞を嘗めてみなければならない。苦ければ良くなるといった。黔婁は糞を嘗めてみると非常に甘かったので非常に憂いた。夕方になって北斗星に向かって父の身替わりになる事を願った。


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