FMV BIBLO NU13D悪戦苦闘
この文書は、FMV BIBLO NU13DにFreeBSD 4.2とWindows95をインストールするにあたっての悪戦苦闘の記録です。目標は、Windows95を使うこと、また、FreeBSDにApache+PHP3を入れ、さらに、PostgreSQLを動かしてサーバに仕立てることにあります。
装備
- 本体
- FMV BIBLO NU13D
- メモリ
- 64MB + 32 MB
- HDD
- TOSHIBA MK4309MAT 4.3GB
- ネットワークカード
- COREGA EtherII PCC-T
- マウス
- ELECOM M-WUP2Y4SV
- ディスプレイカード(標準)
- Trident model 9660 VGA-compatible display
戦闘前夜
NU13Dが入手できた。元々ついて来ているHDをApple PowerBook G3/333から抜いて余っている4.3GBのHDと入れ替えて、Windows95/FreeBSDの共存を図った。
当初行ったこと
そもそも、NU13Dには、Windows95のインストール用のCDはついてきていない。ついて来ているのは、リカバリディスクである。そこで、下記の手順でインストールを実行した。
- HD入れ替え
- リカバリディスクにて起動
- FDISK /X
- 33%(1.3G)でWindows用パーティション作成
- Windowsリカバリ
- ドライバアップデート
- Windowsインストール確認
- FreeBSD起動ディスクで起動
- FreeBSDインストール
- このとき、MBRは変更しないを選択
- インストール終了後起動確認
- MBM033Cをインストール
ところが、何度か切り替えているうちに、Windows/FreeBSD共に起動できなくなってしまった。WindowsはSafe Modeでしか立ち上がらず、FreeBSDはBootの途中推測するに、ネットワーク設定の所で停止してしまうようになってしまった。WindowsをLogを取るようにして立ち上げると、どうやら、FONTの読み込みで失敗している。
考えられるのは、ハイバネーション領域がFreeBSDの領域内にできてしまい、Windows/FreeBSDを壊しているのかとも推定してハイバネーションを行わないようにして設定もしてみたが、同様の症状であった。
追記:BIOS側でハイバネーションをやらないように設定するのが抜けてました。だから、ハイバネーションが問題だったのかも。
追記2:coregaのドライバの問題でした
ふりだしから
そこで、パーティションの分割を変えて今現在に至っている。
BIOS設定
色々調べてみると、MK4309MATがVAIOで使えない事があると言うページがあった。また、BIOSとしてPhoenixだと問題があるとか言うページもあったので、安全のためにBIOSの設定から見直すことにした。設定を下記のように変えて、Resumeをしないようにした。
- F2でBIOS設定へ
- PowerSavings→Suspend ModeでSuspendを選択
- Auto Save To DiskでOffを選択
- Advanced Featuresに入る
- Lid Closure Suspend→Disabled
ディスクの設定
- FDISK /Xでパーティションを切り直す。Windows95:2047MB(最大)
FreeBSDのインストール
- FreeBSD 4.2のブートフロッピから起動する
- boot時にCLIに入り、flags npx0 0x01を実行
- OSのインストール、各種portsのインストール
- Main Menu → KeymapでJapanese 106を選択
- Main Menu → Standardを選択
- freebsdのスライスを作成する
- Install Boot ManagerでNoneを選択する
- /パーティション、Swapを作成する
- Recommendedでインストールする。さらに、/usr/src/sysをインストールする。
- Main Menu → Configureを選択する
- FreeBSD Configure Menu → Startupを選択する
- pccard, pccard mem, pccard ifconfigを選択する
- 再起動
- Windows起動ディスクで起動
- MBM033Cをインストール
- 再起動
- rootにてカーネルの再構築。不要と思われるものを全て削除。
/etc/defaults/pccard.conf
を/etcにコピー、該当するEtherCard以外のカードの記述を削除。
- /etc/pccard.confのirqの設定を
10 11 15
にする。
- 再起動して、カードが認識するかをチェック。
Windows95のインストール
- リカバリディスクのRecovery.batを書き換えて、ハイバネーション領域を作成しないようにコメントアウトしておく。
- リカバリディスクで起動
- Recoveryで戻す。
- 修正ディスクで修正
- HDDから起動
- 設定
- ディスプレイドライバの更新
- 再起動
で、一応今の所動いています