易經の解説

底本について

底本は江戸末〜明治初にだされた線装和刻本。

19.2cm×26.8cm、(版面17.5cm×21.5cm)八行十八字(序八行十四字)単魚尾 刊記無し。「精刻校正 易經 道春點」の題簽。北村新板の記。明治18年の 記入あり。監本の系統とおもわれる。

陽と陰の記号について

陽の記号| を9、陰の記号:を6として表現しました。爻は上を左に記述してあります。

字について

木版の本なので異体字、俗字が多用されています。下記の方針で入力に当たりました。

  1. 底本の字をそのまま入れる。巳已己の誤用などは修正しない。
  2. 者の点の有り無しなど1、2画程度の字形の差は*を付記しJISにある字とした。しんにょうの点が2か1かやくさかんむりを3画とするか4画とするかなどもこの範疇に入れる。
  3. 配の己を巳に作るなどの字形の差は*を付記しJISにある字とした。
  4. 斷を諸橋大漢和の13617の本字として書く等、JISにある字の異体字は*を付記しJISにある字とした。
  5. JISX0208に無い字は表現できる字で合成して表わす。
    (言|己)=記
    (艸/云)=芸
    (辷<言)=這
    (囗<大)=因
    (木|(記-言))=杞
  6. JISX0212に有る字はJISX0208で合成し、括弧内に区点コードを示す。
    (厂/萬2048)
  7. JISX0212に有る字の異体がJISX0208に有る場合はJISX0212の番号を付加する。
    (繋2350)
  8. JISX0212に無い字で大漢和辞典に有る字は括弧内にmとともに番号を示す。
    (食|束m44180)
なお, html として公開してある分については, 補助漢字は京都大学の安岡さん の所 のデータを用い, JISX0208,JISX0212以外の字についてはe漢字 のデータを使用させて頂きました。

句読点について

底本の「◯」を「◯」に、「。」を「。」に、中央にある「。」を「、」にした。

著作権について

本テキストは入力の元となった本の著作権は既に切れています。この電子化し た部分の著作権は私が持ちます。本テキストを有償で販売する場合を除き自由 に使用することができます。改変は、改変したことを記述する限りにおいて自 由です。なお、再配布に当たってはすべてのファイルをまとめて再配布してく ださい。

平成8年9月26日 師尾 潤

  1. 平成10年5月5日
    (兀|危m2868)が補助漢字となってたのを修正。

souketsu@moroo.com